■ 第2回日本庭園協会賞 ■

 日本庭園協会は平成4年度から日本庭園協会賞を制定したが、このほどその第2回受賞者として、鈴木直衛、小口基實の両氏が日本庭園協会賞選考委員会(北村信正委員長)により選出された。受賞者と受賞理由は下記の通りである。

【受賞者】

               
◆ 小 口 基 實 (おぐち もとみ)氏
 昭和22年12月25日生まれ。東京農業大学卒業後、本格的に日本庭園の勉強をスタート、同時に作庭の実際も習得した。現在、小口庭園グリーンエクステリア(有)を主宰し、作庭の傍ら庭園研究を進めている。
 昭和51年から平成5年にわたり、地元、信州の庭園について調査した結果を『信州の庭園』として。10巻にまとめて自費出版したほか、武学流庭園、出雲流庭園、琉球、薩摩の庭園についての調査研究書も発表しているほか、地元の長野ではさまざまな庭園啓蒙活動を活発に行なっていることでも知られている。
◆ 鈴 木 直 衛 (すずき なおえ)氏
 昭和24年8月18日生まれ。山形大学卒業後、京都に赴いて作庭について実地に学ぶ。現在は(有)玄庭園を主宰、幅広く作庭活動を続けている。平成2年から本協会評議員となる。また本協会主宰の伝統庭園技塾や特別技術研究会では、近年連続して講師を務め、後進の指導にあたっている。

【受賞理由】

 小口氏の受賞は「18年に及ぶ自費出版の『信州の庭園』により、信州の庭園研究に貢献した成果と、本協会各種事業への協力」とが」認められてのもの。
 鈴木氏の受賞は「近年における創造かつ芸術的な作庭活動と、本協会主宰になる各種の研修会における指導の成果」が認められてのもの。
 いずれも独特な分野で成果をあげたものであり、大いにその努力は買えるということで、今回は初の複数受賞ということに決定を見たわけである。